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1滴の血液からクローンを誕生させた理化学研究所 の研究成果を どう考えたらいいのだろう。

 最近 政治的な というより、 歴史的な話題が多くて、 ご訪問の皆様に 申し訳なく思っている。 今日は 一転して、 まじめで アッと驚く -- 余り知られていないかな (?) -- ニュースをお伝えできそうだ。

                                2013年6月26日  独立行政法人理化学研究所 ホームページから

   1滴の血液からクローンマウスを誕生させることに成功  報道発表資料

 体細胞核移植クローン技術は、同じ遺伝子を持ったコピーを無限に生産でき、畜産分野、創薬、絶滅の危機にある「種」の保存などへの応用が期待されています。核を除いた卵子に体細胞(ドナー細胞)を移植すると、ドナー細胞と同じ遺伝情報を持つ個体を作り出せます。哺乳類では、ヒツジ、マウス、ウシなど多くの例がありますが、なかでも「ヒツジのドリー」が有名ですね。  -- 中略 --

 クローンに適した細胞を得るまでに長い培養時間が必要とされるのもネックでした。そこで、理研の研究グループは、マウスへの負担をできるだけ軽くするため、短い時間でわずかな量だけ血液を採取し、それをドナー細胞として体細胞クローンマウスを作り出す手法の開発に取り組みました。

 研究グループは、マウスの尾部から採取した1滴の血液から非リンパ球の白血球を分離し、これをドナー細胞として体細胞クローンマウスを誕生させようと試みました。尾部からの少量の血液の採取ですので、マウスにとってはとても「やさしい」採取法です。

 開発した方法を用いて5系統のクローンマウスのリンパ球から体細胞クローンマウスを得ることに成功しました。メスの体細胞クローンマウスは生後8週齢でオスと交配したところ、正常な繁殖能力を示し、寿命も実験用マウスと変わらないことが分かりました。マウスを用いる医学・生物学分野で、不妊マウスや系統最後のマウスの系統を維持できる可能性が高まると期待できます。

     1滴の血液からクローンマウスを誕生

 エッ 血液一滴から クローンが生まれてしまうのか。 「ほんじゃ、献血で 何万人という 自分が できてしまう」 ことも、 あるんだナァ。 まあ、 奴隷として こき使われるのだろうが … (笑)

 このニュースを取り上げている方 (ほとんどいませんが) のほとんどが、 日本の 科学技術の「素晴らしさ」だけに 焦点を当てている。 確かに 一滴の血液から 元の個体を再生する 科学技術は 驚嘆に値するだろう。 10億円の 働きをする 「ニッサンのゴーン社長」のような人間だらけにすれば、 日本はよくなるのだろうか。

 国民世論が 一定方向に 大きく振れる 日本のような国では、 こういう技術が 人間に使われることの無いよう、 細心の注意を払わねばならない。 日本の人口は これから 減少に転じる。 若年人口に限っていえば とうに減少に転じている。 労働人口が減り、 高齢者が増える。 年金制度は とうの昔に破綻し、 その責任を追及され 政権を降りた政党が また、 政権についている。

 経済を活性化するには、 金融緩和だけでは その内行き詰る。 移民の大量導入などすれば、 韓国併合のしわ寄せが 今も続いているように、 長い間 内政問題として 残るだろう。-- とすると、日本が 人間のクローン化に 第一歩を踏み出す恐れがある。

 僕は そう云う点になると 西洋人より 昔の日本人の方が よほどえらいと思う。 西洋人のやり方は 積極的 積極的 と云って 近頃 だいぶ流行(はや)るが、 あれは 大なる欠点を持っているよ。 第一 積極的と云ったって 際限がない話しだ。

 いつまで積極的にやり通したって、 満足と云う域とか 完全と云う境(さかい)に いけるものじゃない。 向(むこう)に 檜(ひのき)があるだろう。 あれが目障(めざわ)りになるから 取り払う。 と その向うの下宿屋が また邪魔になる。 下宿屋を退去させると、 その次の家が癪(しゃく)に触る。 どこまで行っても 際限のない話しさ。 西洋人の遣(や)り口は みんなこれさ。 ナポレオンでも、 アレキサンダーでも 勝って満足したものは一人もないんだよ

                                                    夏目漱石  吾輩は猫である より

 こういう 「日本的」な考えは、 明治維新以後、 西洋列強に 追いつき追い越せ、 太平洋戦争後は、 アメリカに 追いつき追い越せ という 動きの中で 完全に埋もれてしまった。 グローバル化が 正しいか否か、 それ以外に方法はないのか、の考えもせずに 追いつき追い越せ と 国民のしりをたたく。
  クローン ネズミ   ▲(2005.05.18放送)NHKニュース10より
                                            "▲(2005.05.18放送)NHKニュース10より"
 日本では 「クローン人間」の推進、容認派が 多いらしい。 一卵性双生児と 科学的には変わらない、という意見もあるそうだ。 まだ、 否定派が多数だが、 テレビや報道で 何度となく(バラエティ的に)伝えれば、 台所に立つ普通の主婦が 今では 「朝鮮が、シナが --」と平気で言うように ある日突然 容認派が 多数派になることもあり得る。 なにしろ、 余り関心かもなく、議論もなく、 漫然と 感覚だけで 発言するのだから … などと、 リュウマさんに 言われぬように ちょっと 学術的なサイトから 引用しておきましょう。

                                                       生命を考える  さん 編集引用
 欧米諸国は クローン人間の作成を目的にした研究を 禁止または延期しようとする方向で 動いている。 わが国では 議論自体が低調であるうえに、 容認・推進する論調が その大勢を占めているようだ。 本学新入生のうち 180名(男女90名)を対象にしたアンケート結果 (容認・推進派20%、反対派60%、わからない派20%) からも推し量ることができるように 、恐らく 国民の多くがクローン人間作成について 漠然とした嫌悪感や危機感を 抱いているものと思う。

 だが、 どうしてクローン人間作成が 嫌悪感を催すのか、 この嫌悪感に正当性はあるのか、 また クローン人間作成はなぜ禁止されるべきなのか、 真剣な論議は ほとんど行われていないのが わが国の現状であるように思われる。

 人間の尊厳や 自然の秩序を守ることを 排斥派は訴える。 推進派は、 クローン人間作成が 一卵性双生児の誕生と異なることはないことや、 「自然の秩序」 が育種や農業など、 これまでの技術によっても 十分に乱されているものであることなどを 主張して 反対論を斥ける。 更に、 こうした感傷を守る為に、 クローン人間作成がもたらす 輝かしい社会的有用性を 捨てることは愚かである、 と説く。

 クローン人間は、 その生い立ちと 家庭環境を別にすれば、 男女の熱愛によって誕生したわれわれと 変わることのない人間である。 核の遺伝的素材だけからみれば クローン人間と 核ドナーの関係は 一卵性双生児の関係に等しい。 お互いに 自我は全く独立であり 唯一無二である。 だが、 一卵性双生児の場合と同じように 容貌はもとより 性格や能力もよく似る。

 動物実験によって安全性を確かめられた薬が 人間に 致命傷を与えてきた事実からわかるように、 クローン人間作成技術が完成する為には 必ず 人体実験が必要である。 クローン人間が 核ドナーのもつ遺伝的潜在能力を 完全にコピーしているかどうかは、 彼(女)の成熟と老化を 霊肉両面で調査するまでわからない。

 男女は 遺伝子を半分ずつ提供するからこそ 実の親となる。 だから、 クローン人間には 実親が 絶対的に存在しない。 クローン人間にとって 核ドナーは 唯一の血縁である。 両者は 遺伝的素材からみれば 一卵性双生児の関係にある。 だが その伝達経路からすれば、 なんとも表現できない 新奇な関係である。

 人間は 「自由に思考しなさい」 と遺伝的にプログラムされている。 だが、この遺伝的プログラムには 「自由に感じてはいけません」 ということも組み込まれているのである。 快い内外の刺激には 快楽と喜びを感じ、 猛獣には恐怖感を感じ、 哀しい出来事には悲しみを感じる。  -- クローン人間は 実親を絶対的にもたないから、 われわれの想像を遥かに絶する 孤独を いずれ味わう宿命にある、といってよい。

 作成されるモノは 今の場合クローン人間であり、 無機質な物体ではない。 だが、 どちらの場合にも、 使用価値をもち カネと交換される価値をもつ点で、 つまり 道具や手段としての価値をもつ点で 共通している。 クローン人間は、 少なくとも 新生児として誕生するまでは、 完全に「親」の目的を実現する為の モノ、 道具や手段として処遇され、 人間の尊厳、 生命の主体性、 絶対的自由を保障されることはない。

 受精卵の一つ一つは、 天文学的偶然によって生まれる 唯一無二の創造である。 減数分裂時の遺伝的組換え、 男女の巡り合い、 そして 精子と卵子の巡り合い。 この三段階における それぞれの天文学的偶然が積み重なって、 どの受精卵(個人の生命)も たまたま 現在に生きる好運を与えられている。 過去にも 未来にも 絶対的に出現できないところの 天文学的偶然性、 絶対的な唯一性、 超人為性を持つのである

 クローン人間は 核ドナーの遺伝的コピーとして誕生するから、 その内実は 人間によって完全に予想され 完全に制御されている。 「親」の利己的欲望を実現する手段として 誕生し、 その遺伝的素材は「親」による 意図的な押し付けである。 このようにクローン人間は 絶対的不自由をもって誕生する。 人間でありながら、 人間として 絶対的に守られるべき尊厳(自尊心) の生物学的根拠を 完全に欠落して誕生するのである。 少なくとも新生児として誕生するまでは産業用の家畜以下の扱いである。

 すべての人間は 愛される為の条件を備えて 誕生してくる、 ということだ。 この点で 出産は象徴的である。 親は 期待と不安の錯綜に苦しむからこそ、 深い感動と 超人為的な力、 天命、 自然力に対する感謝と敬虔な気持ちを 抱くことができるのである。 こうして、 こどもは わが力の及ばぬ天からの授かりものとして尊重され、 愛される。

 不妊症のひとが「親」になる場合は 、他の人々が「親」になるより こどもに対する「尊重心」が生まれやすい、 と想定することもできるだろう。 しかし、 「親」が感じることができるのは クローン作成技術に対する 「感謝」 に過ぎない。 その謝礼として カネを払うのである。 「こども」は 高価な買い物であったから とても貴重ではある。

 わが子を失った悲しみから そのクローンを作成することは、 クローンが わが子の代用に 貶められるだけではなく、 亡くなったわが子に対する 愛情を 他者へ転嫁すること、 すなわちわが子への冒涜 そのものである。

どんなに崇高な目的があろうと、人間を手段として扱う限り、その人間自身を愛することは絶対にできないのである。
                      (引用終り)                 (全文 リンク → クローン人間の孤独と屈辱)

 長い論文なので、 引用は ここで 終わるが、 事故などで 突然子どもを亡くした方や、 病気にかかり なくなった場合など、 情緒的には 「クローンもありかな」などと、 考えてしまいがちである。 子どもを取り返せた 「親」の 喜びはいかほどであろうか … しかし、 もう一度 造られた 「子ども」は どういう気持ちなのか、 そして、 その人生は どのようになっていくのか、 また、 その子孫は … 

 考えるべきは、 「一点」ではない。 前も後ろも 右も左も考えなければ、 本当の結論は得られない。 それは、 歴史の真実を知ることと同じだ。



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COMMENT - 3

麻実  2013, 07. 03 [Wed] 13:55

殺人現場に落ちていた第三者の血痕
この血痕を採取した警視庁は早々に培養にとりかかった
… …
ミステリー小説にこれも有りかなと(笑)
現在の欠点は魂の存在を認めていない所にありますね
一卵性双生児でも魂は別物ですクローンにはクローンの人権が生じます
クローンがオリジナルを消して入れ替わるストリーも有りかなと
NWOな連中はクローンを既に持っていてヒラリーなども入れ替わっている噂もありますね
本人は地球の変動を経験しない安全な火星へ避難済みとか
確かめようもない噂です

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Cosmo  2013, 07. 04 [Thu] 09:29

大型多細胞生物の世代交代速度と変異、集団進化

 リュウマのパパさん、クローン技術について、話題にとりあげていただきありがとうございます。
 クローンの問題は、人類が集団として遺伝的多様性が確保できなくなることです。
多様化と試しと選抜を繰り返すことでしか集団の質は確保できません。
 同じような人間では、問題への対応能力も限定されたり、病原菌、ウイルスへの耐性の多様性も確保できません。
 試しの行為は、職能と恋愛のハイブリッドのメカニズムなので、同じ性のまま続けば、単細胞生物の変異、進化に出し抜かれてしまいます。
 ミジンコなどは、環境が良いと単為生殖で、クローン生殖しますが、世代交代速度の遅い大きな多細胞生物はそれを許されないところがあります。
 人類の進化と地球上の生物の進化を止めた上でならば、クローンはなりたちますが、今度は他の宇宙の生物に対して遅れをとってしまうことになります。

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ぽんのんの  2013, 07. 05 [Fri] 13:20

 クローンは人間、なのか、ならば、平等の人権を。
権利は平等でも、差別はあるだろうし・・・種の保存、個の保存、の概念はどうなるのかしら、人間の品格はさらに下等に、科学はさらに無限に・・
 私の中で、幸せがイメージできない。

転載させていただきます

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