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安藤美姫の出産にとやかく言う風潮は、 国民の右傾化を体現している。  トンデモ教科書の分析と それを採用する 保守系首長を頂く 東京、横浜 

 今日も 軽い話題 (かな?) で いこう。 といっても 安藤美姫 で検索すると、1270万件ヒットするのだから、 日頃 私が書く話題より はるかに関心が 向けられているのだろう。

               誹謗中傷が寄せられた安藤美姫の公式Facebook
                    "誹謗中傷が寄せられた安藤美姫の公式Facebook"

 事の発端は、「報道ステーション」での 独占インタビューでの 出産告白 だったらしい。 余り詳しいほうではないが、 スケートといえば 報道のほとんどが 「日本の真央ちゃん」と 「韓国の薄汚い キム・ヨナ」で、 安藤さんの話題とか ありましたっけ …  と 私は感じるのだが … 。

 他社が 「テレビ朝日」に 独占スクープされたことに 「苛立ち」を 覚えて、 非難めいた 報道を しだしたらしい。 そのいい例が 「週刊文春」の アンケートなのだそうだ。

                                                         ロケットニュース 24 引用
先日、テレビ番組で2013年4月に女児を出産していたことを明かしたフィギュアスケートの安藤美姫選手。世間はおろか、スケート連盟も安藤選手の妊娠・出産を把握しておらず、この告白には日本中が驚いた。

安藤選手は女児の父親を明かしていない。「父親は誰なのか」、「子育てとの両立は大変なのでは?」と多くの人が注目している。そんななか『週刊文春』が「緊急アンケート 安藤美姫選手の出産を支持しますか?」というアンケートを行い物議をかもしている。
 
問題視されたのは『週刊文春』が、7月5日にウェブ上で行ったアンケートだ。「緊急アンケート 安藤美姫選手の出産を支持しますか?」というタイトルのアンケートでは、

「この突然の告白に対し、出産を祝福する声が上がると同時に、まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります。」

とした上で、

 「1)あなたは安藤美姫選手の出産を支持しますか? 」
「2)子育てをしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」

という設問を読者に投げかけた。

インターネット上では、「なぜ生まれてきた子どもを祝福しないのか」、「安藤選手の人権侵害にあたるのではないか」、「シングルマザーという生き方を否定するのか」という点での批判が多いようである。アンケートページには抗議やアンケートの取り下げを求める声が殺到し、炎上状態となった。

これらの声を受けて7月5日15時頃、『週刊文春』はアンケートを取り下げた。そして新谷学編集長名義で

「女性の出産という大変デリケートな問題にもかかわらず、設問を「出産を支持しますか?」「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」としてしまったために、出産そのものを否定したり、働きながら子育てをすることを批判しているような印象をあたえてしまいました。その点については、編集長の私の責任です。このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます。」(『週刊文春Web』より引用)

と謝罪文を掲載した。                                                     (引用終り)

 これは、 週刊文春の 編集長の判断が 間違っていたわけではない。 政治での 国民の意見を見ていると、 今の憲法よりも 「大日本帝国憲法」の方が 優れているかのように 主張する 勢力が 圧倒的多数を握り始めた。 

 まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないこと、
 子育ても競技も中途半端になるのではないか  などの点を突けば、 イラクで 人質となり、 帰国時に 「大パッシング」を受けた 彼らと同じ 状況を 作り出せるのでは ないか、 -- 圧倒的な ニュース価値が生まれる -- そう 編集長は 考えたのであろう。 

 週刊文春の サイトには 抗議の声が殺到して、この アンケートは 中止に追い込まれたようだが、 スケート連盟のほうには 逆の意味の抗議の声が 殺到したようである。

                                                          東スポWeb 7月6日(土)
 実は一連の報道とは裏腹に、迷惑を被っている関係者は少なくない。その“最大の被害者”は  何といっても日本スケート連盟だろう。1日のテレビ朝日「報道ステーション」のインタビュー翌日 から電話が鳴りっぱなし。その多くは「苦情」だからだ。

 事情に詳しいフィギュア関係者が言う。「ほとんどがお叱りの電話だと聞きました。現役選手が  入籍もせずにいきなり出産ですからね。 五輪を目指す 他の競技では とてもじゃないけど 考えられない。 電話の中には 『お前ら、ちゃんと性教育やってんのか!』 と怒っている人もいて、  連盟関係者は困惑しているんですよ」

 確かに、 フィギュア界の “生中出し率”は 常軌を逸している。 まず、 2010年に 織田信成 (26=関大大学院)が 学生時代にデキ婚したかと思えば、 今年4月には 無良崇人 (22=中京大)が デキ婚。 そして極め付きは 安藤の未婚出産 & 父不明 という異常事態…。  有名選手たちの “性の乱れ”を危惧して、 怒るのも無理はない。

 だが、 怖いのは 苦情電話だけではない。 もしもこのまま 「フィギュアをやらせると 下半身が だらしなくなるのでは?」 という懸念が、 世間的に広がってしまうと 大変なことになる。  女子の金の卵たちが、 リンクから離れていく事態にもなりかねない。 もちろん、 「将来うちの 娘をフィギュア選手に」 と 考える親たちが減ることも 考えられ、 これまで築いてきた 「王国・日本」が 崩壊すること になるからだ。                           (引用終り)

 この問題は 「安藤さんの個人の問題」であり、 傍が とやかく言うべきものではない、 と 「週刊文春」も 「東スポ」も考えていない、 ましてや スケート連盟に 抗議の電話殺到でも 分かるように 多数の国民が 「個人の問題」だと、 理解していない ということである。

 Afternoon Cafe さんが 引用されている ツイッターに次のようなものがある。         (以下引用)
電話して、意図を確認しました。このアンケートによって暴力的な言論、安藤美姫さんへのバッシングが強まる可能性については検討の上で、そのような事が起きても週刊文春としては構わないという判断で開催されたアンケートだという事でした。愕然… @Hiroki_Komazaki @bu02102013年7月5日 1:08 PM

ところで、マスコミがこんな下衆なのも、残念ながらその需要が大衆側にあるからです。
今回の文春には多くの批判が殺到しましたが、一方で安藤さんのFBに誹謗中傷を書き込む人も沢山いるのです。
大衆は安藤美姫さんに、女子アスリートに、何を求めているのでしょうか。

女子アスリートには、恋愛する間もなく厳しい練習に打ち込み、貞淑で礼儀正しく模範的である理想を投影し、アイドルには処女性を求め、そこから外れた者をバッシングする(それを自ら予防しようとしたのが峰岸みなみさんの丸刈りだったと思います)

有名人が自分の理想や幻想、価値観を勝手に投影されることに逆らえない窮屈な社会って、一人一人を独立した個人として尊重する個人主義の未発達も大きな原因じゃないかというような気がします。              (引用終り)

 GHQによって押し付けられた 「反日憲法」で、 権利ばかりを主張するようになった 「日本人」ですら、 このレベルの感覚しかない。 今よりも はるかに 「全体主義の濃かった」 敗戦前の 日本では どうだったのだろう。 「安藤さん」などは 「非国民」のレッテルを貼られ、 村八分であったかもしれない。

 まあ、 そういう 敗戦前の社会に戻りたいという (実際の状況は ほとんど知らずに) 国民が増えてきているのは 確かだが、 さらに 増えることが確実であろう 「社会変化」が、 起きている。 例の 「トンデモ 歴史、公民」の 教科書が、 東京、横浜などの (保守系首長がいた)都市部を中心に 全国の 4%の 採用数になった。 2000年ごろに 「新しい歴史教科書を作る会」-- 私から言わせれば 「新しい歴史を作る会」なのだが -- を中心に 今までの教科書を 「左派出版社による自虐史観にまみれた教科書」と呼び、 皇国史観に基づく 「歴史教科書」を 作る運動が起きた。

 なぜ、 こんな トンデモな教科書を 「歴史学会」などが、 止めなかったのか、 不思議に思っていたが、 このメンバーには 「歴史の専門家は一人もいなかった」のだそうだ。  執筆人の中にも、 歴史を職業とする 「プロ」は 現職の中学教師2名以外は いなかったらしい。 まあ、 素人集団で 作り上げたのだ。

 結果として、 採用率は コンマ以下 (昨年は 800部程度) になり、 普通の会社なら 倒産していただろうが、 なぜか 生き残ってしまう。 カラーで 教科書を作り、 見本本を各地に送り、 教師用の指導書まで造るとなると 億は かかるのではないだろうか。 右翼の街宣車同様 どこから資金が出ているのだろう。 よほど、 利益が見込めない限り、 そんな投資はするまい。

 ところが、 この会に所属していた大半の人々が、 フジ・サンケイグループが支援する 育鵬社を移り 今回から 「教科書」を 出したのである。 その結果が 下の数字である。 何と 「清水書院」をぬいて、 堂々の 4位である。 あなたのお子様の 学校は どこの教科書を 使っているであろうか。 -- 清水書院にも 注目して置いてください。 --



   【中学社会・歴史的分野】                      【中学社会・公民的分野】
   (平成24年度使用)                         (平成24年度使用)
                需要数    占有率                        需要数    占有率
   1 東京書籍     679,038  52.8%          1 東京書籍      686,738  57.0%
   2 教育出版     188,058  14.6%          2 日本文教出版   169,480  14.1%
   3 帝国書院     180,787  14.1%          3 教育出版      158,848  13.2%
   4 日本文教出版  161,584  12.6%          4 帝国書院      106,665   8.9%
   5 育鵬社        47,812   3.7%           5 育鵬社        48,569   4.0%
   6 清水書院      27,248   2.1%           6 清水書院       32,972    2.7%
   7 自由社          830     0.1%           7 自由社           654    0.1%

   歴史合計      1,285,357                 公民合計      1,203,926

 「新しい歴史を作る」人々の 書き換えたい点は、 天皇への記述と 戦争中の出来事の 2点であるので、 その点で これらの教科書を 調べていただくと とても 「意図」が 良く分かると思う。

 初代の天皇は 「神武天皇」だ、としてある。 即位は 西暦に直すと、紀元前660年、 日本に文字が入り、 記録されだしたのは、 聖徳太子のころであるから、 1200年も前のことを どのようにして記録していたか。 まず、 古事記については --

『古事記』は日本最古の歴史書であり、元明天皇の勅命を受けて和銅5年(712年)に太安万侶(おおのやすまろ)によって献上されたもので、神代の天地の時代から推古天皇(592年即位)の時代までが書かれています。“上・中・下”の全3巻で構成されており、驚異的な記憶力を持つ稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦していた『帝紀』(天皇の系譜)と『旧辞』(昔の伝承)を太安万侶と舎人親王が書写したと推測されています。

 まあ、 こんなところだろうが、 稗田阿礼が 驚異的な記憶力を持つとしても、 1300年も 生きてはいないわけだから 稗田阿礼に 伝えた人々は どんな人だったのか。 疑問は多いに残るわけだ。 なにしろ、 「先の大戦」のことすら、 「ああではない、 こうではない」と 罵り合っている国なのだから、 1300年も前のことだから 「自虐史観」に まみれて伝えられているかも知れないではないか。 (笑)  これを 真実として、 歴史教科書で教えなくてはならないのか。

 だから、 卑弥呼が登場する (皆さんご存知の) 「魏志倭人伝」は 本当のことではない。などと、 否定的見解を述べるしか つじつまが合わなくなる。 そういう 生徒が増えることだけは確かだろう。

 この トンデモ教科書の内容については いろいろ書かれているので これ以上は そちらに譲るとしよう。

                  育鵬社・自由社の教科書
                                                    教科書を考える大泉さくらの会 引用
自由社教科書の第6章(最終章)の最後のコラム(p266)で、5年ごとに60か国で実施されている「世界価値観調査」の「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という質問を取り上げ、「『はい』と答えた人の割合は、日本が15.1%で最低となりました」と紹介している。 そして「今まで学んだことと、この調査結果を関連付けてみましょう。また、そのことについて、どう考えるか、話し合ってみましょう」と問いかけている。

日本は戦争をしないのだからアンケート調査そのものの意味がないのだが、いったい教室で何を語り合わせようというのだろうか。「今まで学んだ」目的は、この調査に「はい」と答える生徒を1%でも増やすことがなのだろうか。

ちなみに育鵬社教科書の本文最終ページには、「戦後の国のあり方をめぐる問題は常に議論となり、しくみの見直しも徐々に進んでいます」という記述がある。「見直し」とは具体的になにかというと、安倍晋三内閣が2006年から07年にかけて成立に邁進した、教育基本法「改正」、憲法「改正」のための国民投票法、防衛庁の省昇格の3つだと書いている。                                 (引用終り)
                                                     hatena daiary さん 引用
 育鵬社版教科書は、大日本帝国憲法(明治憲法)を、「アジアで初めての近代憲法」などと、ほめたたえます(P40)。そのいっぽうで、日本国憲法については、「政府は、大日本帝国憲法をもとに改正案を作成しました。しかし、GHQ (連合国司令部)は、これを拒否し、自ら1週間で憲法草案を作成したのち、日本政府に受け入れるようきびしく迫りました」と、改憲派が主張している「押し付け憲法論」を展開します。

 この点について、清水書院は、「ポツダム宣言にもとづいて、憲法の改正を求められた日本政府は、連合国最高司令部から民主主義を基本とする憲法案を示された。これをもとにつくられた改正案が、新たに20歳以上の男女による普通選挙で選ばれた国会で審議・議決されて、日本国憲法が誕生した。…専制的な政治がいかに危険かを学んだ国民は、日本が自由と民主主義と平和の方向に生まれ変わることに、大きな期待を寄せた」と、その経過を正しく記載しています。
                                                            (引用終り)

 日本国憲法が 「国民が大いに期待を寄せた」 では、 現政権や 「皇国史観」の人々の主張は 全く 根拠を失うわけで、 「清水書院」から 「育鵬社」へと 教科書が 変わっていくのである。 その内、 清水書院は 「反日」か 「在日」と 認定されるでしょう。 (笑)  そんな社会へと 変わってきています。 トンでも教科書を 「軽視して」 つぶさなかったばかりに、 こんな事態になっている。 小さな問題のうちに それなりの行動をしておかないと どうしようもなくなる 「良い例」だろう。

 安藤美姫さんの 出産も、 人種差別デモも、 教科書問題も その根っこの部分は 同じだと思う。 過剰に 日本人の優位性を 強調し 他の民族と違って 清廉潔白で 能力がある、 という思い上がりが 心の底にある。

 先日 「血液一滴から クローンができる」話を書いたが、 日本人の一滴の血液と 他民族の一滴の血液中の遺伝子に 大きな差があるとは思えない。

              「人はみな平等」という信念こそ
              私たちが堅持すべき考えであろう。







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