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イスラエルが シリアに向けて ミサイル発射 … ロシアの指摘に イスラエルは 知らないといっていたが 軍事演習だと 発表した 不思議

 The Voice of Russia が 9月3日 次のようなニュースを伝えた。

 ロシアのミサイル攻撃発見・警報システムが地中海で2発の弾道ミサイルが発射されたことを検知した。ロシア国防省が発表した。地中海で弾道ミサイル発射、海に落ちる

地中海中央部から発せられたミサイルが地中海東岸方向に向かっている。セルゲイ・ショイグ国防相は軍総司令官であるウラジーミル・プーチン大統領にこの件を報告した。シリア大使館はまだ地中海で弾道ミサイルが発射されたとの情報を有していない。リア・ノーボスチが伝えた。
   2発の弾道ミサイルが発射された
              ロシア国防省   早期警戒システム (上)              ロシアの声 記事

 これに対し イスラエルは 次のように反応したと ロイター電は 報じている。

 イスラエル軍の報道官は3日、地中海東部で弾道ミサイルが発射されたとは「認識していない」と述べた。 同報道官は当地で「そうした出来事が起きたとは現時点で認識していない」と述べた。

 ところが この事態は一変した。 イスラエルが 地中海でミサイルの発射実験を実施した と発表したのだ。 さきほど、「そうした出来事が起きたとは現時点で認識していない」 と発言しているのに … 以下は 米国CNNの 報道である。 

(CNN) イスラエルは3日午前、米国の協力を得て地中海でミサイルの発射実験を実施した。米国防総省は、イスラエルのミサイル実験に対して「技術支援を提供」したことを確認した。

             シリア情勢が緊迫する中、イスラエルが米国の協力でミサイルの発射実験を行った
                     イスラエルの ミサイル実験を伝えた CNNの報道
今回のミサイル実験は、米政府がシリアのアサド政権に対する軍事行動に言及する中で行われたが、同省のリトル報道官は「実験と米国が検討している軍事行動とは無関係」と説明。「弾道ミサイル防衛システム『アロー』でイスラエルに対する脅威についての情報を検出、追跡、通信する性能を検証する目的で、ずっと前から計画されていた」とした。

国防総省当局者によると、ミサイル実験は1年以上前から計画され、米国は標的ミサイルの製造方法について助言したという。                                                               (引用終り)
     
 アメリカが シリアの爆撃を明言し、 極度の緊張状態である領域において、 関係国への通知もなく、 シリア方向へ ミサイルを発射すれば、 大戦争に発展する恐れがある。 当然 シリアの反撃は 考えられるし、 ロシアも 参戦するといっているわけであるから、 その攻撃も 考えられる。 大変危険な実験 と言われても仕方がない。 が、 西側 通信社は 好意的に伝えている。

[エルサレム/モスクワ 3日 ロイター] - イスラエルは3日、地中海で米国と合同のミサイル迎撃実験を実施した。ただ、事前に予告していなかったことから、ロシアが同地域で弾道のような物体をレーダーで探知したとの報道が先行する格好となり、一時緊張が高まった。

ロシアの通信社は3日、同国国防省の話として、地中海中部から東に向けて2つの弾道「物体」が発射されたことをレーダーが探知したと伝えた。地中海中部から見て東は、おおむねシリアが位置する方向となる。

その後、イスラエルが地中海で米国と合同のミサイル実験を実施したと発表するまでの間、金融市場に動揺が広がり、北海ブレント先物は一時1ドル超上昇、ドバイの株価が下落するなどの影響も出た。               (引用終り)

 ロシアの 早期警戒システムの性能を探る目的なのか、 あわよくば、 シリアの「先制攻撃」を誘い、 戦争の名目を 得るつもりだったのか … などと 推測されても致し方ない。 櫻井ジャーナル さんは 次のように伝えている。

                                                        櫻井ジャーナル さん 引用
 9月3日の6時16分(GMT)/9時16分(ダマスカス時間)/15時16分(日本時間)に地中海の中央から東へ向かって2発の弾道ミサイルが発射されたことをロシアの早期警戒システムが探知した。2発とも海中に落ちたが、シリアに向かって発射されたと思われても仕方のない状況だった。

 その後、イスラエル軍の発射したミサイルだということが判明する。イスラエル国防省によると、アメリカと合同で行った防空システムのテストにともなう発射だというのだが、事前に周辺国(少なくともロシア)へ通告はなく、通常のテストとは言えない。アメリカ軍はこのミサイル発射に関与していないとしている。シリアやロシアのミサイル探知能力を調べた可能性もあるが、シリア攻撃を延期したアメリカ政府への恫喝とも考えられる。

 アメリカの軍艦がシリアの近くにいるとき、例えばイスラエルの潜水艦がミサイルを発射し、シリアが反撃してアメリカの艦船が被害を受けた場合にどうなるだろうか?

 1964年7月30日に南ベトナムの哨戒魚雷艇が北ベトナムの島を攻撃した。攻撃した哨戒艇はすぐに姿を消すが、その海域ではアメリカの駆逐艦、マドックスが情報収集活動をしていた。31日にアメリカ海軍の特殊部隊SEALのメンバーふたりに率いられた南ベトナム兵部隊が再び島を襲撃、北ベトナム軍はマドックスを攻撃する。アメリカ政府は北ベトナムが先制攻撃したと宣伝、8月7日にアメリカ議会は「東南アジアにおける行動に関する議会決議(トンキン湾決議)」を可決し、本格的な軍事介入につながった。似たことが中東で起こる可能性がある。

 1967年6月7日にはアメリカの情報収集船のリバティはイスラエル軍から執拗な攻撃を受け、乗組員34名が死亡、171名が負傷している。これだけの被害ですんだのは、船が何とか沈没を免れ、通信兵が寄せ集めの装置とアンテナでアメリカ海軍の第6艦隊に遭難信号を発信、アメリカ軍が緊急体制に入ったからだ。この時、ロバート・マクナマラ国防長官はソ連軍がリバティ号を攻撃したと思ったと後に告白している。リバティ号が沈没し、第6艦隊へ連絡できなければ、アメリカとソ連が軍事衝突する可能性もあった。

 目的のためならアメリカ軍の艦船も攻撃するのがイスラエル。そのイスラエルと同盟関係にあるサウジアラビアは1975年3月にファイサル・ビン・アブドル・アジズ国王が暗殺されてから親米色を強め、イランでイスラム革命が成功してからイスラエルとも結びついた。

 おそらく、イスラエルとサウジアラビアが行った最初の合同プロジェクトは、ズビグネフ・ブレジンスキーを中心として展開されたアフガニスタンでの秘密工作。「イラン・コントラ事件」でも両国の名前が出てくる。アフガニスタンで作り出したのがイスラム武装勢力であり、そこからアル・カイダも生まれ、その武装集団をサウジアラビアが操っている。 (引用終り)

 シリアは 不完全ではあるかもしれないが、 民主主義国家である。 複数の政党があり、 何のかんの言っても、 アサド大統領は 選挙によって選ばれた。 ところが、 アメリカと組する 「サウジアラビア」は 国王が統治する 「専制国家」である。 国民に 民主的な権利はなく、 王族が 石油利権の大半を懐に入れている。 どちらを 世界は 変えるように要望するべきか、 考えるまでもない。

 日本国内でも、 同様のことが起きている。 のど元に突きつけられたナイフと 「朝鮮半島」を形容し、 朝鮮半島を侵略、 日本の生命線と 「満州」 を形容し、 満州を侵略した戦争を 「正義の戦争」「自衛戦争」と 大声で主張する人々が、 日本には 半数近くいる。 さらに、 『アジアを開放する』と言って、 東南アジアまで侵略し、 すぐさま そこを大日本帝国領と 決定しているのに 欧米の植民地から アジア各国を開放したなどと言う 馬鹿につける薬はない と言ってもよいような 理屈をこねる 大勢の日本人を生み出している。 

 そう考えてみると、 日本とアメリカは 『似た物同士』かもしれない。 アメリカも 随分 自分の都合のよいように 言いくるめてきた。 ブッシュは特にひどかったが、 それ以外も 大差ないのかもしれない。

 私が生きている間に 「ロシアが正義」で 「アメリカが悪」 などと 語ることが起きるなど、 想像もしていなかった。 政治亡命者が 「アメリカ」から 生まれ、 それが 「ロシア」に 助けを求めるなど、 夢にも思わなかった。 ロシアの 「プーチン大統領」に がんばってもらいたいなどと書くことは 天と地がひっくり返っても 起きることではないと思っていた。 本当にアメリカは どうしてしまったのだろう。

 前回お伝えした 「シリアを攻撃すれば、 サウジアラビアを攻撃する」と プーチン大統領が言ったことが、 イスラム諸国では 噂として広がっているらしい。 今回の 「イスラエル」の ミサイルは アメリカが撃墜したという 話もある。 これを着弾させれば 戦争になることが 確実だからだ。 それほど、 この地区は 今危険にあふれている。 ロシアが 「火遊びをするな」と イスラエルに対していったが、 当然の言である。

 イスラエルは 過剰防衛をしている。 自国の国境の外に 壁を作り、 何らかの理由をつけては、 入植地を増やしている。 先進国の中で 唯一 過去の日本同様 領土を拡張することで 自国の安全を守ろうとしている。 これは、 許されるべきでないことは 自明の理である。

 火事になれば 近所から 自宅に火が及ぶといって、 隣家を勝手に取り壊すことが 許されないのと同じだ。 -- なぜかしら、 イスラエルを非難すると 中傷するコメントが届く。 不思議な事だが … --

 今しばらくは、 中東情勢に 注目しておくべきだろう。 ロシアで開かれる G20 で プーチン ・ オバマ会談が どのように推移するか、 世界の関心事であろう。


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