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円高に揺れる日本   投機資本主義こそ元凶

 大変な円高らしい。1日に数パーセントも値上がりすれば、それはそれでニュース価値があると思うが、なぜ円高になるのか、トンと理解が出来ない。

 他の方は「理解できる」のであろうか。私が「経済音痴」であるからだろうが、補正予算や来年度の予算の際の「国債発行額」の時の話では………

 日本は国債発行残高が異常に多く、世界から「破綻寸前」と思われているかのような論調の解説が多かった。その「とても危ない国」の「通貨」を、なぜ世界の投資家が買い付け、円高になっているのか。その理由が分からない。アメリカのドルの信認が落ちてきているとしても、言われるように「日本」がひどい情況にあるなら、「円」も安くなってきてもよさそうなものである。ちょっと幼稚かも知れぬが、
            毎日新聞  ニュースがわかる 2009年6月号(引用)
◇為替レートを動かすおもな原因
(1)ものの値段の変化

 為替レートは、それぞれの国の通貨で買われている物の値段でほぼ同じになるという考えに基づいている。バナナ1本が日本で100円、アメリカで1ドルならば、1ドルは100円の価値ということになる。同じものがアメリカでは1ドル、日本では80円で売られることになれば、1ドル=80円となるという考え。

(2)貿易で得られる通貨の量

 輸出入を通じて、日本の会社がアメリカの会社から受け取ったお金が多い場合、日本側がもうかり、日本の貿易収支が黒字となる。その結果、受け取るドルが増える。通貨は量が多いと価値が下がるので、円高・ドル安になる。貿易赤字はその反対。

(3)金利の変化
 お金を預ける場合、金利(貸したり預けたりしたお金の額に加えて、支払われるお金)を高くもらえる銀行に人気が集まる。国の政策として打ち出す金利の率は、それぞれの国の中心となる銀行(日本では日本銀行)が決めている。人々は利率を見て、どの通貨をどの国にある銀行に預けるかを決める。金利の上がりそうな国の通貨がたくさん買われ、価値も上がる。

(4)国の政治や経済によっても

 大事故や災害、戦争、政策により、国に対する国際的な信用が高まったり低まったりする。通貨の価値は国の信用にも左右される。政治の状態が安定していたり、経済の調子がよかったりすると、その国の発行する通貨の人気は高くなり、ほかの通貨に比べて値上がりする。---引用終わり---

 ここに書かれていることはそれなりの納得のいく説明であるが、現在の円高は説明できない。(1)は大きな目で見てそうなるわけで、日々変わるような原因にはならない。(2)も不況下にある日本では仮に貿易が黒字と言っても 、多くの国の通貨に対して値上がりなどするはずがない。
 (3)は説明するまでもなく、0金利(アメリカもソウだが)政策中で、これも論拠にならない。(4)はマスコミ論調では信用が低下していたはずである。

             更新2009年10月29日 10:56米国東部時間 (共同)

 エネルギー相場の査定を手掛ける英アーガス・メディア(本社ロンドン)は28日、サウジアラビア国営のサウジアラムコが、米国向けの原油販売価格を決める基準として米国産標準油種(WTI)を使うのを止め、来年1月からアーガス社の指標に切り替えると発表した。

 アラムコは1994年以来、WTIを基準価格として使っているが、投機資金の影響で乱高下するなど、実際の原油需給を反映していないとして、サウジ政府や顧客である米大手石油会社に不満が強まっていた。世界で最も有力な原油価格とされるWTIの影響力が低下しそうだ。

 WTIはテキサス州を中心に生産される原油から算出。アーガス社は生産増が見込まれるメキシコ湾岸の原油から指標を出しており「アラムコの動きはアーガスの原油価格の査定方法が正しいことを示すものだ」としている。 
                                     (引用終わり)

                                  ---阿修羅より--- 何故か共同通信のページでは紹介されていませんでしたが、日本人はアメリカに高い石油を買わされ続けています。世界各国が当時、日本と同じ値段で石油を買わないといけなかったかというと全然違う。特に南米諸国周辺は協力し合い、ものすごい安い価格で提供していた。近隣諸国と仲良くすればそういうメリットがあるが、日本はアメリカ追随し、ボッタクリ価格をずっと飲まされてきた。
 そうして、いくら外貨を輸出で稼いでも、輸入価格が2倍、3倍となれば、それに外貨は消えていき、日本がいくら輸出で外需を稼いでも豊かにならなかった、むしろ貧困になっていった由縁。実質GDPは物価上昇を除く、つまり投機によって上がっていた物価を反映しないから、おかしな統計として表れていた。名目GDPも見ていかないと何も見えない。(引用終わり)

 以前にも書いたが、この「WTI」なる石油の取引はどうしても理解できない。原油生産量で世界のわずか1パーセントしかない。そこでその100倍の取引をして、価格を決定する、「経済の素人」にはとても想像の及ばない世界だ。イスラム国家で、いまだ国王がいる「サウジアラビア」ですら、あきれている。「阿修羅さん」が言うように、「ブッシュのポチ」だけが被害を被ったのかも知れない。
 下にWTIの価格推移のグラフを入れておくが、こういうものを野放図にしておいて、世界の指導者は良いと思っているのであろうか。(クリックで拡大↓)
 石油価格
 日本は1バーレル150ドルで破綻するそうだが、一時その寸前まで追い込まれたわけだ。しかし、世界には日本より国力のない国も数多くあり、このとき、破綻国家が出ないのを不思議に思った。 

 アメリカ国民から、世界の多くの人から「期待」され、大統領となった「オバマ氏」、最近パッとしない。
 「無責任で恥知らず」――。オバマ米大統領は就任直後、公的資金注入で危機を生き延びた大手金融機関の巨額報酬を強い口調で非難した。ところが、それからわずか1年後、早くも同社の巨額報酬が復活する気配を見せている。ウォールストリート・ジャーナル紙がまとめたアナリスト試算によれば、ゴールドマンの2009年平均報酬(給与とボーナスの合計)は、2007年実績の66万1490ドル(約6200万円)を上回る可能性が濃厚。急減した2008年の36万3655ドル(約3400万円)からは倍増の勢いだ。
 では2007年にはどんなことが起こっていたか、というと 米ウォール街を代表する金融機関、ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクフェイン会長兼最高経営責任者(CEO)が2007年分として受け取ったボーナスの額は6850万ドル(約64億円)、浮世離れしている。実際にはそれに固定給が加わり、自社株支給を含めた莫大な報酬が彼の懐に転がり込んだ。
 3億円宝くじを並んで買う日本人がバカに見えよう。毎年21本当たり続ける上に、退職時には更に稼ぐわけだから。これを異常といわずして何と言うのか。
 しかし、最近の報酬復活の報道に対しては、正面切った批判は皆無だ。ヘッジファンド関係者は「金融界のロビー活動の成果だ」と言い切る。米政府として、金融システムを決死の覚悟で守り抜き、まだふらつく米景気にマネーを送り込む金融市場の安定化を急いできた経緯を考えれば、ウォール街をあえて弱体化させて得られるメリットは少ない。

 戦後最長という雇用減少に直面し、家計を引き締めざるを得ない庶民とすれば、血税投入で救った金融機関の高額報酬は容認し難い。しかし、単純なウォール街批判だけでは、金融市場の機能回復を実現できない現実がある。

 しかし、どれだけ公的支援をしたかというと、米ABCニュースは「政府による金融支援策は、潜在的な支出も含めると7兆5000億ドル(約650兆円)に達し、米国史上最大の支出になるだろう」と報道した。この額は、昨年の米国内で生産された物品やサービスの総額の半分に値するという。

 日本の国債発行額など大したことはないように思える。この額は「第2次世界大戦」「アポロ計画」などを合算してもおつりが来る。それほどの大損であるが、この元凶をとめられないでいる。

 今回の円高も、ただ強欲の塊(かたまり)が仕掛けたゲームであろう。このゲームをとめられないとなると、固定相場にでも戻すしかない。「リスクをとってリターンを得る」ことを全部否定するわけではないにしても、ハイリターンの奥には「何かがある」のである。

 あの金融危機のときに、自分で生き残れない銀行はすべて潰し、もしアメリカも生き残れないなら旧ソ連のように解体して出直せばよかったのである。

 今、アメリカは「戦争と言う名の公共事業」「金融と言う名の産業」という2つの「薬物中毒」にかかっている。この中毒から立ち直るために「オバマ大統領」は期待されている。

 円高に対し産業界がどうのこうの言う前に、民主党政権の対応がどうのこうの言う前に「投機的な資本主義」に対して、アメリカに問題を提起すべきではないのか。そう思う。





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Tag:投機資本主義 円高 不況 オバマ ゴールドマン ウォール街

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