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地下水の汚染で 「東電は 行き詰る」  川の中に建てていた 「福島原発」の 汚染地下水の 行方    台風の豪雨で 高濃度汚染水も どこかに流れた、と ふざけた会見

 福島原発では、 汚染地下水の問題が 一層深刻になっている。 なぜ 1000トンもの地下水が 原発の下を通るのか、 (通っていると言われるから そう思うだけで) 不思議に思わないだろうか。 地下水とは そういうものなのか、 素人的には そう考えるしかないのだが … ウォールストリートジャーナル は 次のように その原因を主張し、 この汚染水問題で 「東電」は 行き詰るのではないか、と 語っている。

                                       2013年 8月 22日  ウォールストリートジャーナル 引用
 福島第1原発の汚染水封じ込め、メルトダウン以来最大の試練
 【東京】メルトダウンから2年半近く経った今、東京電力福島第1原子力発電所では、これまでにない規模の汚染水を封じ込めるため必死の努力が続いている。だが、専門家の間では、東電の対応が近視眼的だったのではないかとの疑念が強まっている。    -- 中略 --

 規制委の田中俊一委員長は記者会見で「恐れていたことが起きた」とした上で、「1分も無駄にすることはできない」と述べた。 今回の汚染水漏れの陰にはさらに深刻な問題がある。それは、東電が2―3カ月前から原発敷地を流れる地下水をコントロールできなくなった(原子力専門家)ことだ。しかも、事態は悪化の一途をたどっている。

 5月に設置された放射線汚染水の処理について検討する政府の専門家パネルのメンバーで、産業技術総合研究所で地下水研究グループ長を務める丸井敦尚氏は、「将来はもっと濃い、もっと汚い水が海へ出る可能性がある」とした上で、「最悪のケースを考えて行動することが大事だ」と述べた。

 この問題は、東電と同社を監視する政府の担当部局が、早期に検討しておくべき問題を放置してきたためだと指摘する専門家は多い。 福島第1原発は、40年前に川の流れを変えて建設された。このため敷地の下を大量の地下水が流れていることは明らかだったはずで、海側にどのような遮水壁を建設しても、すぐにあふれ出すだろう、と丸井氏は言う。     (引用終り)

福島第一-1-

 上の2枚の地図は、 原発周辺の 「現在」と「過去」を 並べたものである。 確かに 海岸線の原発の下には 等高線が 食い込み 谷のような部分が見える。 --  の 「大芋澤」と書かれたあたりと その下の部分 -- 澤 とあるから、 水がいつも流れていたかどうかはともかく、 川のようなものがあったのであろう。  緑部分 が 現在の地形

 次に 建設時の 地質平面図を 現在の建物と並べてみてみよう。 原子炉建屋は すべて 盛り土 (凡例の一番上 -- 点々で表してある。) の上に建てられていることがわかる。 すなわち、 相当高度の低い土地を使用したようだ。 となると、 地下水が 元の岩盤を伝って 原子炉建屋の方向に 山から 流れ込んでくるというのも 理解できる。 汚染水タンクが 元の丘陵地を 削った部分にあり、 新設した 「地下水くみ上げ井戸」が その下の 地盤の低い部分にあることもわかる。 タンクから 漏れ出ると これらの井戸が汚染されるのも 良く理解できる。 ちょっと 手間取ったが、 「私」に わかる程度であるから、 皆さんにも ご理解いただけるのではないだろうか。

 こうやって見てみると、 原子炉建屋周辺の 地下水水位の上昇による 地盤の液状化という心配も あながち 「的外れ」とも言えない。 また、 遮水壁を海側に設置したことは、 川の出口に 堰を設けたことになり、 地下水位の 急激な上昇を招いたことも 良くわかるのではないだろうか。

福島第一-3-

 ウォールストリートジャーナルは 続けて 次のように述べている。

 東電は約1000トンの地下水が毎日、原発の下を流れており、そのうち400トン前後が原子炉建屋を通っていると試算する。さらに毎日、メルトダウンした原子炉を冷却するため400トンの水が注入されており、これが地下水と混ざっている。東電や政府関係者によると、東電は連日この水をくみ出した上で、その半分を再利用し、残り半分を貯蔵タンクに入れている。その一方で、地下水が汚染されずに済む方法について検討を急いでいる。  -- 中略 --

 丸井氏は、凍土遮水壁の計画に対しても依然として激しい異論があると指摘した。この方法は高価な技術であり、これほど大きな規模で実施されたことがないからだ。地盤凍結工法を駆使している日本で最も良く知られた企業の1社はフィージビリティスタディー(実行可能性検討)の入札に参加しないことを決めた。この企業に近い関係者によると、トンネル向けに少量の土を凍らせるこの企業の専門技術は、こうした作業には適さないと判断したという。

 丸井氏は、本当に必要なのは、いまだに古い川底へ流れ込もうとする水の流れを変える方法だと指摘、「プランニングをシステマチックにちゃんとやってほしい。瞬間的な対策ではなくて長い目で見たストーリーで考えてほしい」と訴えた。
                                                                  (引用終り) 
 名前は 明示されていないが、 企業が 「入札参加」を 辞退した理由もわかる。 谷川の水を凍らせることは 不可能だろう。 安陪総理が 肝いりのこの発想は、 途中で頓挫するかもしれない。 本当に 難しい場所に 原発を建てたものだ。

七つのタンクエリア

 昨日、 汚染水タンクの 堰にたまった雨水のうち、 基準値以下のものは 海洋に放出したことを 記事にした。 上の図で言うと 右側の C,G,Bエリアの ものが中心である。 基準値以上のものは、 ポンプで 吸水し 別のタンクに入れている、との 東電の発表であった。 久しぶりに 『それなりに仕事をしている』と 東電をほめたばかりであったのに、 記事をアップしたとたん、 なんと 水止めの土嚢が流されて、 H4エリアの 水が 実は 流れていた (それも 15日に) 、と 東電が 発表したのだそうだ。

 どいつも、 この地区の汚染水の濃度を書かないが、 図を見てもらいたい。 飛びぬけた汚染水 (17万ベクレル) ではないか。 単に 土嚢を積んで (そんな対応で) すむわけが無い。 有害物質という 認識が無いのではないのか。 二度と 東電を ほめるのは やめよう。 発表された 台風下の 汚染水堰 (なんと チャチな)にたまった 雨水のポンプでの吸水作業の 写真を見て思う。 こんな 「ゴムホース」1本で あの広い エリアの雨水に 対処できるわけが無い。 いくら、 毎時45ミリといっても、 いいわけにもなるまい。
         雨水を排出する作業員

 雨の中 作業員の方には 感謝するが、 二度と 「東電」の 後出しじゃんけん会見は そのまま 鵜呑みにすることは やめよう。 




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