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話題になっている 『原発ホワイトアウト』   原子力政策の 本質を知ることができる。

『田中龍作ジャーナル』に  現役キャリア官僚が書いたとされる『原発ホワイトアウト』(著・若杉冽=講談社 定価(税込):1,680円)が話題を呼んでいる、 という記事が載っている。

 原発という甘い蜜に群がる経産省、電力業界、政界の内情が赤裸だ。さすが「権力の現場」に詳しいキャリア官僚が書いたと思わせる場面が随所に登場する。いま永田町や霞が関では“犯人捜し”が行われているそうだ。として 一冊の本が 紹介されている。
              小説『原発ホワイトアウト』(講談社
                  『原発ホワイトアウト』(著・若杉冽=講談社 定価(税込):1,680円)

 ホワイトアウト(英語:whiteout)とは、何を意味するのか、調べてみると 「 雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象 」 だそうだから、方向性を失った 原発運動を暗示するのだろうか。  つい最近 経産省のエリート官僚が 『本音丸出し』のブログを書いて 問題となった事を取り上げたが、 今回は 内部告発風の小説らしい。 あらすじを『田中龍作ジャーナル』さんより転載してみる …

                                                          『田中龍作ジャーナル』 引用
 電力業界全体が外部(関連会社)に発注する金額の合計は5兆円にものぼる。関連会社は電力会社の指示にしたがって政治家のパーティー券をさばくだけで相場より15%も高い価格で事業を受注し続けることができる。割高の事業コストを支えるのは「総括原価方式」だ。

 政治家を資金面で支えてきた電力業界だが、フクシマの事故をうけ全ての原発は停止したままだ。このままだと電力会社の赤字は膨らみ政治家の活動資金も細る。

 政と官はあの手この手で原発を再稼働できるような体制に漕ぎ着けた。ところが再稼働に待ったをかける人物がいた。新崎県知事の伊豆田清彦だ。新崎県は関東電力の新崎原発を抱える。

 何としてでも新崎原発を再稼働させたい保守党商工族のドンとエネ庁次官は、伊豆田の失脚を画策する。総理と検事総長の宴席を設け、総理に「エネルギーの安定供給は国の根本ですから」と言わせるのだった

 「小泉内閣時代は小泉首相の政敵6人が葬られている…」作者(若杉冽)は元参院議員平野貞夫氏の著作『小沢一郎完全無罪―』をひもとく。そして「政権と検察は一心同体なのである」とする。

 検察が動き伊豆田知事は嵌(は)められる。新崎県が経理システムを発注した「藤ソフト」が見返りとして、伊豆田知事の義父が経営するソフト会社「ライフ」にシステム開発を割高な金額で発注した、というのだ。

 システム開発の金額などあってなきに等しい。そこを「割高」として付け込むところがいかにも検察庁らしい。「逮捕ありき」なのだ。 知事就任前「ライフ」の取締役をしていた伊豆田は収賄の疑いで逮捕される。

 この小説にも佐藤栄佐久・前福島県知事の逮捕劇が出てくる。実弟の不正土地取引に絡んだとされ、栄佐久氏は収賄の疑いで検察庁に逮捕される。 収賄額はゼロ円という摩訶不思議な汚職事件だった。

 福島原発のプルサーマル計画に反対していた栄佐久知事は、東電の事故隠しにも敢然とした態度で臨んだ。それゆえ小説では関東電力(東電がモデル)が実弟の不正土地取引を仕込んでいる。 伊豆田清彦知事も佐藤栄佐久知事も、踏んではならない東電という虎の尾を踏んだのである。

 権限を引き継いだ副知事は新崎原発の再稼働を認める。だが大雪の日、テロリストが高圧送電線を吊った鉄塔をダイナマイトで破壊する。新崎原発は電源を喪失した。

 外部電源車が置かれている高台には大雪のため近づけない。新規制基準では「外部電源車を各原発に配置すること」とした以上、ヘリで電源車を運ぶ方策を別途講じているはずもなかった。海から運ぼうにも大シケで岸壁に近づけない。

 原発は あれよあれよ という間にメルトダウンした。格納容器の圧力は高まる。格納容器の爆発を避けるにはベントする他ない。ベントが始まり住民は逃げ惑う…                                           (引用終り)

 私は 小説が苦手である。 学生時代以来、 小説は ほとんど読んだことがない。 虚構の世界と言うものを どうも受けつけない。 それなのに、 皆さんに紹介するのは 余りに無責任なので、 「ちきゅう座」さんの 読後感想を転載して 「小説大丈夫」の方に 読んでいただけたら … と思う。

                                                             ちきゅう座 さん 引用
 これは凄い本だ。 現役の官僚だという著者が、  原発をめぐる今の状況を描き抜いた告発ノベル。 荒唐無稽な中身かと思ったら、 東電・福島原発事故から始まる、様々なドラマが凝縮されていた。

 この本に出てくる東電、電事連、経産官僚らの本音を一言で言うなら、 「国民は全部バカだ。原発事故の恐怖はやがて忘れるし、  電気代値上げで締め上げれば、再稼働なんかすぐできる」。

 そして自分たちの利権を守るために、自民党政治家を存分に利用し、  再稼働に反対する新潟県知事を罠に陥れる。 すべてが彼らの思い通りになったと見えたとき、  運命はもう一つの事故を用意していた……。

 この本を読むと、電力会社というものが、 私たちのイメージしていたものとは、まったく違うのだとわかる。 自民党、民主党の集票装置としての9電力会社の姿が、 これでもかというほど描かれている。  実は電力会社は、警察よりも多くの個人情報を握っていて、 これを材料に、政治を支配しているのだという。

 実際、ありそうなことのオンパレードで、 読んでいて正直、背筋が寒くなるような中身だった。 最後に描かれるもうひとつの事故のいきさつには ちょっと首をかしげる所もあるが、それを補って余りある緊迫感。  事故はどんな風に起こるかわからないから、事故なのだ。

 政治の裏側から、核燃料サイクルの破綻まで、  中学生にもわかるような書き方だけれど、  大人をうならせることまちがいない一冊。  そして、ますます原発に反対したくなる。
                 超・おすすめ!             (引用終り)

 ところで 話は 全く変わるが、 今日は 「右翼の街宣車」を とても良く見る。 車上には 「赤色回転灯」がついていて (回っていた)、 一見 政府機関の車のようだ。 九州で なにか あるのだろうか。 『安倍政権誕生』以来、 「右翼勢力」は 元気がいい。 「原発再稼動」は 「お・も・て・な・し」の裏取引で 決定済みのことであろう。 が、『原発ホワイトアウト』のような 一般の方に興味を抱かせる方法で、 「民」の目を 開かせることも 必要かもしれない。  
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